志村けんさん没後5年でも色褪せない凄み 田代まさしと「あうんの呼吸」で魅せたコントが話題

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 志村けんさん(享年70)が2020年3月29日に新型コロナによる肺炎で亡くなってから5年。その笑いは色あせることなく、ドリフターズのものも含め、今でも定期的に特番が組まれる中、2月に放送された「国民が選ぶ!志村けんの爆笑ベストコント30」(フジテレビ系)は大いに話題となった。お笑い研究家の鈴木旭氏が分析する。

  ◇  ◇  ◇

 今年2月放送の「国民が選ぶ!志村けんの爆笑ベストコント30」(フジテレビ系)の中で、久しぶりに田代まさしが出演するコント映像が流れネット上で話題となった。

 番組特設サイトでの“国民投票”によるランキングでは、1位「ひとみばあさん」、2位「バカ殿様」、4位「変なおじさん」、8位「ご存知!じいさんばあさん」と田代が志村の相棒役を務めるコントが上位に入った。時代によって配役は変わるが、視聴者側も「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジ系)を中心とする1990年前後のコントが放送されるのを期待していたのではないか。

 田代は、ツッコミもボケもこなせる。今回放送された「ひとみばあさん」では、工事現場作業員(田代)が定食屋を営むひとみばあさん(志村)に逐一ツッコミを入れていく。何度も「家は九州」「出稼ぎでこっちに来てる」と伝えるも、「じゃこちらへは旅行で?」と返され、「こんな格好で旅行しねぇって」と苦笑する田代が印象深い。

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