最新回の朝ドラ「あんぱん」ウラの見所~蘭子らの一夜を想像して興奮が…一方、のぶと嵩の恋はいつ始まる?

公開日: 更新日:
コクハク

第6週「くるしむのか愛するのか」#30

【朝ドラのツボ!】

 のぶ(今田美桜)の発案で、女子師範学校の生徒たちは慰問袋を作ることに。休日には献金を呼びかけるなど、意欲的に取り組む生徒たち。その様子がのぶの写真付きで新聞に載ると、のぶは“愛国の鑑”として注目を集める。

 一方、図案コンクールで佳作に入選し、賞金をもらった嵩(北村匠海)は、銀座のカフェから柳井家に電話をかける。千尋(中沢元紀)からのぶが新聞に載ったことを聞いた嵩は……。

【こちらもどうぞ】「アンパンマン」から山ちゃん降臨! あの挨拶が聞けたのは“子どもの日”のサプライズですか?

【本日のツボ】

蘭子と豪ちゃんの、あの後…
 ※※以下、ネタバレあります※※

 汽車に乗った蘭子(河合優実)と豪ちゃん(細田佳央太)はあれからどうなったのでしょう。やっと長年の想いが通じ合ったふたり。朝になったら豪ちゃんは入隊してしまうわけですから、それはもう……。

 ふたりのあの後を想像したら興奮して眠れなくなったのですが、一夜明けたら、あんなシーンも、こんなシーンもなく、もうあれから何日か経った様子でした。NHKですから、朝ドラですから。わかったこととはいえ、もっと、蘭子と豪ちゃんを見ていたかったというのが、正直なところです。

 蘭子と豪の秘めた恋物語で、ヒロイン・のぶがすっかり霞んでしまった1週間でしたが、ここに来て、のぶにもスポットがあたります。

まだまだ恋が始まりそうもない、のぶと嵩

 豪ちゃんのために、兵隊さんのために、何か自分たちにできることはないか、と考え、「慰問袋」を発案、積極的に活動します。

 これまで、軍国主義の黒井先生(瀧内公美)にモヤモヤしていたのぶですが、徐々に染まっていく感じが伝わってきました。新聞に「軍国の鑑」と写真つきで取り上げられたのぶは、学内でも地元でもちょっとした有名人に。そんなのぶを見つめる親友・うさ子(志田彩良)がちらりと見せた嫉妬の目が怖かったような……。

 いまやすっかり「軍国の鑑」となったのぶが、東京で楽しそうに自由を謳歌する嵩(北村匠海)に対し、怒りの感情を持つのは当然といえば当然なのかもしれません。すれ違うのぶと嵩、こちらの恋はまだまだ始まりそうにもありません。

(桧山珠美/TVコラムニスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  2. 2

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  5. 5

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  1. 6

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 7

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 8

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  2. 2

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 5

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  1. 6

    中居正広氏“反撃準備”報道のモヤモヤ…改革着々のフジテレビ尻目に「電撃復帰」への布石か

  2. 7

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  3. 8

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 9

    役者・林与一さん83歳の今も現役「糖尿病家系で甘いモノ好き。血糖値が問題ないのは運動のおかげ」

  5. 10

    囁かれる岸田前首相“再登板”に現実味? 一強時代到来で「安倍超え」に虎視眈々