横綱豊昇龍の自縄自縛…「みんなの手本」を目指した挙げ句、先場所は持ち味発揮できず

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 横綱がリベンジに燃えている。

 2日の稽古総見から出稽古、時津風一門の連合稽古と、精力的に相撲を取っているのが豊昇龍(25)だ。新横綱として臨んだ先場所は「何が起きても休場はしない」と宣言しながら、「右肘関節内遊離体、頚椎捻挫」で10日目から休場。不甲斐ない姿をさらしてしまった。

 国技館で開催される11日初日の5月場所は、その意味で仕切り直しにもってこい。改めて、「力強い横綱」としての姿を見せたいはずだ。

 しかし、角界では「その横綱という地位こそが、豊昇龍を縛り付けているのではないか」という声が出ている。

 豊昇龍は横綱昇進後、「カシラとしてみんなを引っ張る」「みんなに手本を見せないといけない」と発言。その一方で理想像に悩んでいるのか、横綱の先輩である元鶴竜の音羽山親方に「横綱はどんなことをしているのか」とアドバイスを求めることもあった。

 しかし、他一門のベテラン親方は「いわゆる『みんなの手本になる横綱』とは、本当に豊昇龍が目指すべき姿なのか」と、クビをひねってこう続ける。

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