著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【酒粕】血液を循環させる優れた働きでゴースト血管を改善

公開日: 更新日:

 動脈硬化をはじめ、血管に関わるトラブルはいろいろありますが、注意したいのが動脈と静脈をつなぐ毛細血管の老化による「ゴースト血管」です。毛細血管の血液が流れなくなり、機能が低下して最終的に消滅してしまう毛細血管のことで、生活習慣病の大きな原因になると注目されています。

 毛細血管は、太い血管から枝分かれして全身の臓器や器官に張り巡らされています。しかし、何らかの原因によって血管構造が問題を来すと、血液が漏れて末端まで行き渡らなくなってしまいます。その結果、毛細血管が次第にボロボロになり、ゴースト血管になってしまうのです。

 ゴースト血管は身体にさまざまな悪影響を及ぼします。酸素や栄養素が身体に行き届かずに老廃物が蓄積することで、冷えやむくみが引き起こされます。また、血流が悪くなり、体の末端で血液が停滞すると、心臓が強く血液を送り出すため血圧が上昇し、高血圧の原因になることもあります。近年の研究では、認知症のリスクも高まるとされています。

 ゴースト血管の原因として、まず挙げられるのが生活習慣です。偏った食生活や運動不足、睡眠不足は血管にダメージを与えます。また、年齢を重ねるとゴースト血管は増加します。毛細血管の細胞が変性・消滅すると、血管内皮細胞の機能も衰えます。それに伴い、次第に細胞の分裂も低下して、細胞のターンオーバーが遅くなるのです。 生涯現役を目指すなら、食養生でゴースト血管の予防・改善を図りましょう。

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