新経団連会長に筒井義信氏が5月末に就任も…「トランプ関税」でいきなり試練に

公開日: 更新日:

官界通(以下=官) 企業の3月期決算の発表が続いている。「トランプ関税」の影響を100億円単位の減益と見込む輸出メーカーもあるが、「見通せない」とする企業が多いな。

財界通(同=財) それはそうだ。トランプ米大統領の高関税策は次々に変わるから、1年後まで予測するのは困難だ。

政界通(同=政) ということは、米国へ製品を輸出している企業は手の打ちようがないのか?

 そんなことはない。トランプ氏が求めている米国への投資を増やし、米国で売る製品は米国でつくればいい。

 いや、そう簡単ではない。トランプ関税は米国外でつくられた部品や原材料にもかける。いまや自動車でもスマホでも、部品はアジアなど多くの国でつくっている。それらをすべて米国で生産するのは事実上、不可能だ。

 では、産業界は政府の対米交渉で日本製品を関税対象から外してもらうように期待するしかないのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」