(102)終わった…私の人生、終わった

十一月十九日、深夜。
近田朝美は、その場にへたり込んだ。
咲良ちゃんって、ただの家出娘だったの? 全部、私の思い込み?
「なのに、私、咲良ちゃんを殺しちゃった?」朝美は、放心状態で天を仰いだ。「終わった。……私の人生、終わった」
「にゃー」紋次郎が、…
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