「入れ子細工の夜」阿津川辰海著

公開日: 更新日:

「入れ子細工の夜」阿津川辰海著

「おれ」は、喫茶店のマスターに2日前にこの店を訪れたはずの牧村について話を聞こうとする。初めは、渋っていたマスターだが、おれが「私立探偵 若槻晴海」の名刺を出すと興味を抱いたようだ。牧村は店を訪れた日の夜に自宅で殺され、おれは現場から消えた被害者のある持ち物を捜しているのだ。現場で見つかったレシートから牧村がここに1人で来たことは分かっている。マスターは、カウンターに座った牧村が後から来た客と言葉を交わしたことを覚えていた。どうやらその客と同じカバンを持っていたようだ。ここでカバンがすり替わったことを確信したおれは、後から来た客が古本屋の袋を持っていたと聞き、周囲の古本屋を訪ね歩く。

 マニアックなウンチクと遊び心に満ちた新鋭によるミステリー短編集。 (光文社 880円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した