當真あみvs磯村勇斗“夏の学園ドラマ”対決の軍配は…今どき支持を集めるのは「青春派」か「社会派」か
広瀬すずが主演した大ヒット映画版の10年後を描く
7月9日スタートの當真あみ(18)主演「ちはやふる―めぐり―」(日本テレビ)は、高校の競技かるた部を題材にした末次由紀氏の漫画を原作に、映画やアニメでも大ヒットした“青春群像劇の金字塔”の続編。広瀬すず(26)が主演した映画版の10年後を描く。
もう1本は、14日スタートの磯村勇斗(32)主演「僕達はまだその星の校則を知らない」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)。磯村が“学校弁護士”を演じ、法律や校則では解決できない若者たちの葛藤に向き合っていく話だ。ともに高校を舞台にしているが、主軸となるのは前者が“青春のきらめき”、後者が“社会制度と若者の現実”という真逆の切り口のようだ。
「本当は生徒と同年代の視聴者をターゲットにしたいのでしょうが、いま地上波のドラマを見ているのは主に40代以上です。どちらのドラマも、この層にいかに支持されるかに注力しているはず。それでネット上でも話題になって、若年層も取り込みたいというのが本音でしょう『ちはやふる』はシリーズのヒットを支えた中心層の支持をどれだけ集められるか。『僕達は』は、シリアスな展開が得意な“カンテレテイスト”が本作でも発揮されるのかがカギ。元SMAPの稲垣吾郎さんが約9年ぶりの連ドラ出演で理事長役という話題もあるぶん、初速では後者の方が有利に見えますが……」(スポーツ紙芸能デスク)
當真といえば、23年7月期の学園ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ)で悩める優等生役を好演し、評価を高めた。磯村は、18年10月期の「今日から俺は!!」(日本テレビ)のヤンキー高校生役が懐かしい。このあたりのファン層も取り込めるか。いずれにせよ“テレビの事情”に関係なく、“若手発掘目線”で夏の学園ドラマをお気楽に楽しむのがいいかも?
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