永尾柚乃「誘拐の日」勝利の決め手は《こまっしゃくれた演技》 令和の天才子役の真骨頂は「目」にあり
永尾の子役デビューは1歳半で、2018年放送の連ドラ「コールドケース2~真実の扉~」(WOWOWプライム)。その名を世間に広く知らしめたのは、2023年放送の安藤サクラ(39)主演の連ドラ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)だ。安藤演じる麻美の幼少時代が永尾で、その演技力で「令和の天才子役」の名をほしいままに。今やCMやバラエティー番組に引っ張りだこだ。
「バラエティーでも、《頻繁に呼ばれるのも分かるな》と思わされる見事なトーク力、対応力を見せていますよね。『誘拐の日』の初回放送後には《こまっしゃくれた演技》というような視聴者の感想がありましたが、それこそがこのドラマの狙っているところで、その声が出た時点で大成功。凛はこまっしゃくれた天才少女なので、そう見えないとドラマは成立しませんから」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏。さらにこう続ける。
「『ブラッシュアップライフ』でもそうでしたが、柚乃ちゃんは目の演技が抜群。冷めた目、深い悲しみをたたえた目、うれしさを存分に表現した子ども特有の輝きある目。くるくる変わるまなざしに魅了されます。『誘拐の日』の凛役では、時に海外ドラマの登場人物のような大人びたオーバーリアクションが笑いを誘い、視聴者を引きつける。ほぼほぼ斎藤さんとのダブル主演ですよね」