「日本『完璧』な国の裏側」西村カリン著、村松恭平訳

公開日: 更新日:

「日本『完璧』な国の裏側」西村カリン著、村松恭平訳

 著者が高校生の頃、坂本龍一の国に移住することは断固とした決断だった。日本人の清潔さや時間どおりに来る電車……。日本は、見かけ上はすべてに成功した国だと思っていた。だが、著者は日本の新聞に違和感を覚える。事件を伝える際、どの新聞も見出しがほとんど同じだ。フランスは観察・問い・調査ジャーナリズムだが、日本は今も「発表ジャーナリズム」である。大手メディアの記者たちが自主性をもたないのは、「記者クラブ」というシステムに起因するのではないか。記者は記者クラブで発表された情報を上司に伝達して記事にすればいいからだ。

 フランス人ジャーナリストが日本の「裏側」を見つめる。 (河出書房新社 2420円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    りくりゅう電撃引退も三浦璃来だけ競技継続の「ウルトラC」…ごく身近にも“前例”あり

  2. 2

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  3. 3

    松重豊がついに引退を示唆し2代目探しに言及…「孤独のグルメ」井之頭五郎を継ぐ有力候補者の実名続々!

  4. 4

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  5. 5

    “激ヤバ”高市チルドレン門寛子議員が大炎上! 国会前ペンライトデモを「ごっこ遊び」と揶揄・嘲笑

  1. 6

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  2. 7

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 10

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技