「日本『完璧』な国の裏側」西村カリン著、村松恭平訳
「日本『完璧』な国の裏側」西村カリン著、村松恭平訳
著者が高校生の頃、坂本龍一の国に移住することは断固とした決断だった。日本人の清潔さや時間どおりに来る電車……。日本は、見かけ上はすべてに成功した国だと思っていた。だが、著者は日本の新聞に違和感を覚える。事件を伝える際、どの新聞も見出しがほとんど同じだ。フランスは観察・問い・調査ジャーナリズムだが、日本は今も「発表ジャーナリズム」である。大手メディアの記者たちが自主性をもたないのは、「記者クラブ」というシステムに起因するのではないか。記者は記者クラブで発表された情報を上司に伝達して記事にすればいいからだ。
フランス人ジャーナリストが日本の「裏側」を見つめる。 (河出書房新社 2420円)


















