横綱大の里に厄介なのはケガより“心の負傷”…熱海富士に「らしくない相撲」で2連敗スタート

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 一体どうしたのか――。初日から続く「らしくない相撲」に満員御礼の館内がどよめいた。

 まさかの2連敗スタートとなった横綱大の里(25)。初日は不用意な引き技で自滅すると、9日は熱海富士に完敗である。

 立ち合いで右を差して下手を取ったものの、しかし、前に出られない。左のおっつけも効果が薄く、熱海富士に上手を許すと万事休す。土俵際で起死回生のはたき込みを見せたが、時すでに遅く寄り切られた。

 熱海富士は187センチ、197キロ。192センチ、184センチの大の里にひけを取らないどころか、体重は10キロ以上重い。先場所も横綱が敗れており、“難敵”であることは間違いない。

 さるベテラン親方は「相手どうこうではありませんよ」と、こう続ける。

「今の大の里は明らかに左手が使えていない。本人も当然、それを理解しているのでしょう。それでも左に力を入れることをためらっているように感じる。原因はもちろん、昨年11月場所での左肩鎖関節脱臼です」

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