膝の痛みに「装具」は有効か? 英国医師会誌に報告
「変形性膝関節症」は、中年以降では非常に一般的な病気です。膝の関節の軟骨が弾力を失ってすり減ることにより、関節に炎症が起こり、水がたまり、膝に痛みが起こります。最初は歩き始めなどだけの痛みですが、進行するとじっとしていても痛みがあり、膝を伸ばせないような状態になります。
その治療は初期であれば関節に注射をしたり、太っている人であれば減量したり、運動療法なども有効ですが、進行すると手術をする以外には有効性のある治療はありません。
しかし、手術は体への負担が大きく、合併症などのリスクもゼロではありません。もっと簡単に出来て、有効な治療はないのでしょうか?
膝の「装具」は、筋肉や靱帯の働きをサポートして、膝の痛みを和らげるような効果が期待される方法のひとつです。ただ、その有効性については、これまであまり科学的な検証が行われていませんでした。今年のブリティッシュ・メディカル・ジャーナルという一流の医学誌に、膝の装具を使用した場合とそうでない場合とで、症状の変化を比較した研究結果が報告されています。
それによると、装具の使用により、半年後までは若干の症状の改善が認められましたが、1年後にはその効果は明確なものではなくなっていました。装具は安全な治療として、短期的には一定の効果が期待出来ますが、あまり長期間持続するものではないようです。



















