「馬と人の古代史」若狭徹著

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「馬と人の古代史」若狭徹著

 馬と人の付き合いは長く、馬は約2万年前のラスコー洞窟の壁画にも描かれている。駿馬を手に入れて権威を示したり、戦いのとき、騎馬軍団で敵を圧倒したりするが、最も重要なのは駄馬を農耕や荷役に利用することだった。さらに、馬に乗って情報をスピーディーに遠方に届けることができるようになり、駅伝制度も発達した。「人力から畜力へ」の変革は従来の数倍の労働効率化を実現した「動力革命」といえる。

 日本では、河内湖畔の蔀屋北遺跡から馬の遺体が発掘されている。だが、元来、日本には馬がいなかったので、朝鮮半島から連れてきた馬か、その子孫と考えられる。

 馬と人の古代史に目を向けた一冊。 (KADOKAWA 2200円)

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