旧ジャニ圧力をSTOPさせた公取委が「新指針」でも業界で楽観視されないワケ…ピンハネが今も横行する芸能界の暗部
「事務所が仕事やスケジュールを管理し、ギャラについては説明すらしていなかった時代は過去になりつつありますが、いわゆる『専属マネジメント契約』が芸能界の主流に変わりはなく、そこで売れるには事務所による育成や活動支援が必要だったりする。事務所には『育ててやった』という意識があるから、売れて独立となると『恩を仇で返しやがって』となってこじれたりする。契約期間やギャラの取り分を明確にして、何でも透明化するという現代社会ですが、そういうことに対してタレントが物申すと生意気と取られかねない。いまだに『後ろ盾』とか『系列』がモノを言う業界ですので、どんなに才能豊かなタレントでも、そうしたシガラミに縛られてしまう世界なのです」(同)
■テレビ局もギャラのピンハネに加担し、総務省も関与しているという闇…
俳優の山田孝之(41)は9月4日に行われたNetflixno10周年記念イベントで「日本の俳優ももう少しギャラを上げてほしい」とコメントしたと報じられたのも、こうしたピンハネ問題と無関係ではないのかも知れない。