著者のコラム一覧
スージー鈴木音楽評論家

1966年、大阪府東大阪市生まれ。昭和歌謡から最新ヒット曲まで幅広いジャンルの楽曲を、社会的な視点からも読み解く。主な著者に「中森明菜の音楽1982-1991」「大人のブルーハーツ」「日本ポップス史 1966-2023」など。半自伝的小説「弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる」も話題に。日刊ゲンダイの好評連載をまとめた「沢田研二の音楽を聴く1980-1985」、最新刊「日本の新しい音楽1975~」は大好評。ラジオDJとしても活躍。

22歳が悠久の時の流れを超越した「みゆきうた」の特大傑作

公開日: 更新日:

中島みゆき「時代」(1975年12月21日発売)②

あどけない顔で神の視点の衝撃(中島みゆき)/(C)共同通信社

 半世紀後の今、当時22歳の女性シンガー・ソングライターが書いた歌詞を見て、たいそう驚くのは、そのスケール感にである。

「今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて」と始まりながら「そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ」。

 思うのは、この歌詞の視点はどこに置かれ… 

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