【殺し屋のプロット】記憶喪失と闘うヒットマンが息子の犯罪に奔走

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 引退する殺し屋といえばリーアム・ニーソンのおはこだが、この男も負けてはいない。本作「殺しのプロット」のマイケル・キートンだ。記憶喪失と闘うヒットマンを重厚に演じている。

 殺し屋のジョン・ノックス(キートン)は神経科の医師からクロイツフェルト・ヤコブ病だと診断される。医師は病気の進行が速く、数週間ですべての記憶を失うと告知。病気を知りながらノックスは殺しの任務にあたるが、意識が混濁したためターゲットの他に無関係な女と相棒のマンシー(レイ・マッキノン)までも誤って殺してしまう。

 失意のノックスを訪ねてきたのが十数年ぶりに顔を見る息子のマイルズ(ジェームズ・マースデン)だった。マイルスは父の秘密の職業を知っていて、「助けてくれ」と涙ながらに懇願。16歳の娘を妊娠させた男パーマーともみあいになり刺殺してしまったと告げる。

 一方、男女3人の殺人事件を追う警察は監視カメラの映像からノックスにたどり着くが、彼を殺人に結びつける証拠はない。まもなくイカリ刑事(スージー・ナカムラ)率いる捜査チームのもとにパーマー殺害の報せが入る。

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