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ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

「エバース」は見る者の想像力を刺激する実力派漫才コンビ

公開日: 更新日:

 このネタでエバースは870点という高得点を獲得。審査員9人制の中では歴代最高点を叩き出し、ファーストラウンドをトップで通過して最終決戦へと駒を進めた。

 最終決戦で披露したのは「腹話術の人形」のネタである。ここでも佐々木が町田に「腹話術の人形をやってほしい」とむちゃな提案をして、そこから話が転がっていく。町田が実際に人形を演じる姿が妙に滑稽で、わかりやすい笑いも備えたネタだった。

 しかし、最終決戦では、エバースの前に登場したドンデコルテがより大きな笑いを取り、さらに後に出たたくろうが会場をうねるような爆笑で包み込んだ。結果としてエバースは優勝には届かなかった。

 それでも、彼らは実力派コンビとしての面白さを存分に見せつけ、多くの視聴者に強い印象を残した。漫才師としての評価が世間に広がっていくのはこれからだろう。(つづく)

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