最新回の朝ドラ「ばけばけ」ウラの見所~光差すおタエ(北川景子)が神々しい。“だらくそが~!”でめでたしめでたし…か?

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コクハク

第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」#70

【朝ドラのツボ!】

 家族顔合わせ。錦織(吉沢亮)が見守る中、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)の松野家と、タエ(北川景子)と三之丞(板垣李光人)の雨清水家、両家の挨拶が進んでいく。

 そんな中、ヘブン(トミー・バストウ)が突然「カゾク、ナル、デキナイ」と言い出す。ヘブンはトキ(高石あかり)の隠し事にスッキリせずにいた。ヘブンの発言にトキは……。

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【本日のツボ】

「だらくそがー」
 ※※以下、ネタバレあります※※

「カゾク、ナル、デキナイ…」とヘブンの思わぬ発言で和やかなムードが一変しました。「ウソ、キライ! ウソ。ミンナ、ミンナ、ウソツキ!」とヘブン。

「パパサン ササエル ユッタ。ラストサムライ オオブネ ユッタ」「シャッキン アル!」

「サンノジョウ シャチョウ ナイ」

「ワタシ シル ナイ」「トキサン カエス シテタ」「サンノジョウ オカネ ワタシタ…」「オトキサン ウソツキ!」

 自分に隠し事をしているおトキが許せないというより、嘘をつかれていることが寂しかったのでしょう。

 日本通といえども、錦織に言われた「建前」はさすがに理解できなかったというか……。

 この時の、ヘブンにそのことを伝えた錦織の「しまった」という表情も見逃せません。「自分のせいで破談になったらどうしよう」。内心ドキドキだったのではないでしょうか。

 ヘブンのボルテージが上がり、どうなることかと思ったら、「ウソツキ」呼ばわりされたおトキも黙っていません。

「ふたつの家を私が支えちょります。そのことは黙っちょりました。でもそれは、お金のために一緒になったと思われたくなかったからです。ただそばに…。だけん、一緒になったとわかって欲しかったからです」。松野家に借金があること、雨清水家にお金を渡していること、すべてぶちまけます。

 まっすぐにヘブンを見つめ、「こげな嘘もついたら駄目ですか? 嘘つきですか!」と詰め寄るおトキ。その迫力に圧倒されました。

 おタエと三之丞がわかり合い、おフミもヘブンに、おタエがおトキの生みの母であることを打ち明けます。「おトキの母親の雨清水タエ様です」。おタエもあらためてヘブンに頭を下げます。

「ワタシ…ママ、ハヤク…ワカレル アリマシタ。ダイスキ、ママサン フタリ ウレシイデス。ハッピーデス」。おタエとおフミのほうを交互に向いてほほ笑むヘブン。隠し事がなくなったことで、怒りも静まったようです。

おタエの神々しい表情

 おフミが「私たちのことも大好きになってね」と言うと、「ハイ。オフミママサン」と返事し、おタエのほうを向いて、「オタエママサン」と。

 めでたしめでたし。かと思いきや、今まで泣いていたおトキが「駄目、駄目」と物申します。「ずるい、ずるい…、私だって、ずっと言いたかった…母上って」。

 建前を取り払ったら、本音、本音の嵐。おトキが秘めた思いを口にすると、「ゴメンナサイ。ドウゾ」とヘブン。おトキに場所を譲ったものの、「無理無理無理…」と、簡単には「母上」と言えないようで…。

 そんなおトキに「なら…『ママさん』はどう? 『ママさん』なら言えるんだない?」と提案するおフミ。「ママさん…ママさん」泣きじゃくりながら呼ぶおトキに「はい」とおタエ。満面の笑みからの泣き顔に光りが差し、神々しくもありました。

 これで、めでたしめでたしかと思いきや、今度は三之丞が倒れます。気が抜けたということで、そんな三之丞に、「叫びますか? 坊ちゃん」と司之介。「こげな時は叫ぶのが一番です。だらくそが~!」

「なら、みんなで一緒にやりません? 家族一緒に」とおフミが提案します。「カゾク…」、自分も家族の一員なんだという喜びをかみしめるヘブン。

「だらくそが~!」「だらくそが~!」「だらくそが~!」

 庭に向かって全力で叫ぶ家族たち。とびきりの笑顔が印象に残りました。ひとり控え目に叫ぶおじゃま虫・錦織。丸く収まって安堵したことでしょう。

 めでたしめでたし。

(桧山珠美/TVコラムニスト)

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