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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

きしたかの・高野正成の絶叫は、剣道の胆力と美意識との葛藤の果てにある

公開日: 更新日:

「なにやってんだ! 何回やるんだ、これ俺! ホントに……」
 (高野正成/TBS系「水曜日のダウンタウン」1月28日放送)

  ◇  ◇  ◇

 いまや押しも押されもせぬ“ドッキリスター”として、バラエティー番組を席巻している、きしたかの・高野正成(36)。10メートル高飛び込みリベンジに挑むも、なかなか飛び込めず、周りにキレまくっていた彼はついに自分自身にもキレ出し、絶叫した言葉を今週は取り上げたい。

 もともとデビュー当時は、いまのように怒るツッコミ方ではなく、いなすようなツッコミだったという。けれど、ある日のライブで、先輩の三四郎・小宮が20分くらい高野をイジり続けたことがあった。そのとき、突如「テメー、ボコボコにするぞ!」と怒った。すると会場は大ウケ。その帰り道、相方の岸大将(36)に「俺、あの感じでいくわ」と伝え、キレキャラが誕生した(TBS系「バナナマンのしらバナ!」2026年1月26日)。

 だが、ライブシーン以外では、なかなかそのキャラは浸透しない。岸はその面白さを伝えるため、作家・大河内敦揮とともにYouTubeチャンネル「高野さんを怒らせたい。」を始めた。登録者数、再生数を伸ばすのは二の次。「俺はこいつの説明書になりたいと思った」(同前)と、岸が言うように、何より高野のツッコミを見せたいという思いが強かった。

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