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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

人間の愚かさを描くのは文学もロックもお笑いも一緒…だから又吉直樹はどこまでも芸人なのだ

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「初めて比喩表現を自分で理解できた」
又吉直樹NHK「偏愛ミュージックサロン」3月28日放送)

  ◇  ◇  ◇

 芥川賞作家でもあるピース・又吉直樹(45)が、日本語の面白さに気づいたのは、小学3年生の頃だった。それは本からではなく、音楽から。ザ・ブルーハーツに出合ったのだ。ドラマの主題歌だった「トレイン・トレイン」から入り、「リンダリンダ」を聴いて「ドブネズミみたいに美しくなりたい」というフレーズに疑問を持った。最初は意味がわからなかったが、「写真には写らない美しさがあるから」と続く歌詞で「これは見た目だけじゃなくて、真剣に生きてるっていうことなんだ」と気づいたときのことを回想した一言が今週の言葉だ。

 幼い頃から、ザ・ドリフターズのコントや間寛平らの笑いを見て育った又吉は、小学校高学年の頃にダウンタウンを見て衝撃を受けた。程なくして太宰治の文学と出合い、再び衝撃を受けた時に気がついた。「ダウンタウンさんと太宰は似ている!」と(小学館「女性セブン」2015年4月9.16日合併号)。

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