中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」
2歳から芸能活動をはじめ、2023年、89歳で女優人生を終えた中村メイコさんは終活断捨離の先駆者。子供が巣立つと家を戸建てからマンションへ、貴重な頂きものも人に上げたり、手放し同年代はもちろん、家を整理して欲しい子供世代からも支持されていた。
「子供の頃、エノケン(榎本健一)さんに頂いたお人形を処分したあたりが断捨離のきっかけでしょうか。2歳でオムツをしながら芸能界で仕事していた私を可愛がってくださったのがエノケンさんで、毎日頂いたお人形を抱いて仕事に行っていたほど大切にしていました。でも、子供たちには思い出の価値はわからないし、ましてや私が残していったら処分に困る。そこで人形は思い切って処分しました。処分してみて気づくのは、大切なものから処分すると、その先の断捨離が進むということ。逆を言うと、それができないといつまでも片付かないんです」
──スターばかりのお宝写真も処分した。
「いちばん切なかったのは江利チエミさんと高倉健さんの結婚式の写真でしたね。『来世で一緒になりなさいね。あなたたちお似合いだったわよ』って話しかけながら、ハサミで細かく切って処分しました。家族が一番困るのは思い出と思い出の品。心の中に記憶されていると思う、割り切りが必要です」


















