堺雅人「VIVANT」に感じる“懐かしさ”の正体…視聴者を誘う“昭和劇画”の魅力と考察合戦の先に待つ課題
「辛口な意見が多いのは、それだけ注目されている証拠。“熱狂”といえる立ち上がりなのは間違いないし、考察のしがいがある要素も多い。ただ、2クールの長丁場をこのまま走り切れるかについては、不安要素もあります」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「まだ序盤なので、これからいろんな仕掛けがあるとは思いますが」と前置きしつつ、こう続ける。
「シーズン2の序盤、通算話数の第11話、12話をリアタイで見ました。面白かったのですが、どこか懐かしさというか古さを感じて……すぐにその正体が分かりました。思い出したのは、1970年代から2000年代初期ぐらいの営業マンが喫茶店でコーヒー付きのランチを食べながら読むような、青年週刊誌にあった漫画。『ゴルゴ13』みたいな劇画タッチで、国際情勢を織り込んだスペクタクルです。『VIVANT』を見ていると、ドラマというよりも劇画を見ているような感じになるんだな、と。ただ、その手の劇画はお約束のようにお色気場面もあったんですけど、さすがに地上波の日曜夜9時にそれはない。となると、スパイもののような派手な展開や意外性で見せるしかない。ネットの考察班が飽きてこないか、ちょっと心配になったんですよね。もちろん最後まで見るつもりですけど」


















