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石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

採血もロボットがする時代へ…オランダの臨床試験で47%が支持

公開日: 更新日:

 AIとともにロボットの進歩も目覚ましく、医療の世界でも人間の手術などの手技をサポートするロボットが活躍しています。ただ、まだ基本的には人間が行っている医療行為も多く、そのうちのひとつが「採血」です。

 注射器の針を皮膚に刺して、静脈から血液を採取して検査する採血は、必要不可欠で基本的にどの医療機関でも施行していますが、採血が好きな方はいないと思いますし、トラブルも多い手技として知られています。

 採血を行う医療従事者の手技(うまい下手)によって、成功するかどうかが大きく左右されますし、患者さんの血管の走行などの個人差によって採血が難しいという人もいます。それでは、採血もロボットに任せてしまえばよいのではないでしょうか?

 じつはオランダの企業が全自動の採血ロボットを開発し、その臨床試験の結果が今年の臨床科学の専門誌に掲載されています。超音波検査などを使用して、採血に適切な血管を選定し、自動的に針を刺して採血するロボットを使ったところ、94.5%で採血に成功。採血の痛み自体はロボットでもあるものの、47%の患者さんは次回も人間よりロボットの採血を希望したそうです。針を刺す痛みを理解しないロボットが採血することに抵抗を感じないでもありませんが、近い将来、日本でも採血はロボットがするのが当たり前になるかもしれません。

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