中村ゆりさんは44歳で他界…大腸がんの若年例はほかの部位にも発症する可能性
俳優の中村ゆりさんが直腸がんで亡くなったことが報じられました。享年44。その若さからファンの間からは悲しみの声があがっています。
所属事務所の発表によると、13年前に患った別のがんは寛解。それから検査を欠かすことなく仕事を続けていたところ、昨年1月、再び(直腸)がんが見つかり、手術は成功したものの、術後に見つかった転移は根治や寛解を目指すことが難しく、治療を続けていたそうです。
そんな中、復帰に向けて準備を進めていた今年8月、腸閉塞を発症。余命がわずかであることを告げられたそうです。
大腸は直腸と結腸に分けられ、直腸がんは骨盤内にあるため、膀胱や子宮、肛門括約筋、骨盤神経などと接しています。そのためしっかりと切除しようとすると、それらの機能が障害されるリスクがあり、結腸がんに比べると手術が難しい。かといって機能をなるべく維持しようとすると、再発リスクを伴います。一般論として、直腸がんが結腸がんに比べて厄介なのは、この点です。
こうした取り残しによる再発リスクを避けるため、欧米では手術の前に放射線治療を行う術前照射が普及しています。東大病院でも50年前から行っていて、肛門から近いところに発症した直腸がんに対して人工肛門を回避する治療としても有用です。


















