何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?
終わってみれば、主要閣僚は留任で何ら新味も変哲もない高市改造人事だった。
“大物”ではただ一人、林芳正総務相が閣外に去ったことを国民目線でポジティブに見れば、目玉人事といえなくもない。来秋の自民党総裁選に備えて林が自ら野に下ったなら党内の反高市、つまりは穏健リベラル派勢力の結集軸としての存在感はいや応なく高まる。またもう一人、一時はポスト鈴木の幹事長候補にまで擬せられた高市最側近の有村治子総務会長の入閣が見送られたことはどうだろう。
「有村は参院幹事長への起用を打診されて断ったとされ、一方では文科相など重要閣僚への起用が確実とみられていましたが、実際のところは党内に50人近くの入閣候補を抱え、なおかつ参院枠のシバリや維新への割り当てもあってポストが足りず、首相が有村に泣いてもらったというのがホントのところでしょう」
とは、全国紙政治部デスクの解説だが、注目度からすればやはり、この人の右に出る者は見当たらない。維新が送り込んだ中司宏規制改革担当相だ。その経歴を見れば、枚方市長時代の2007年に競争入札妨害罪で大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、13年に最高裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が確定した。いわば、政治家として一度は失格の烙印を押された身上である。


















