水谷豊の隠居が大活躍のドラマ「無用庵隠居修行10」必見“3つの名物シーン”
また、このドラマには、3つの「名物シーン」がある。
ひとつは、「変装」。これまでのシリーズでも半兵衛は、絵師や商人、派手派手なバカ殿様(!?)などに扮して、悪人たちをギャフンと言わせ、奈津も妖艶な花魁姿になって「あたいを誰だと思ってるんだい!」などとたんかを切ったりした。
新作で半兵衛は、怪しげな祈祷師になる。檀はシリーズに欠かせない女将役の中山忍、小川菜摘と3人娘を結成し、踊ったり黄色い声を出したりするという。ポイントは、みんなノリノリで変装していること。
2つ目は、水谷、岸部、檀のとぼけたやりとり。今回は、あの蔦屋重三郎(片桐仁)が出てきて、半兵衛と勝谷に春画を見せる。はたして彼らの反応は……。他にも半兵衛を評価する老中・松平定信に杉本哲太、火付盗賊改方・長谷川平蔵に榎木孝明が出演。水谷の代表作「相棒」では、官房長役だった岸部はじめ、何かと対立もしてきた杉本、榎木だが、本作では、バッチリ手を組んで悪を討つ。このあたりもファンにはたまらないところだ。
そして3つ目は、半兵衛の立ち回り。「隠居に何をさせるつもりだ」と言いつつ、悪に怒り、歯向かう相手は、ビシッと剣で打ちのめす。シリーズを重ね、ますます元気なご隠居ぶりを見せる水谷の殺陣にも注目だ。
(ペリー荻野/時代劇研究家)


















