坂東彌十郎はなぜ売れるのか? 今期ドラマ3本出演でまさに引っ張りダコ

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 歌舞伎俳優・坂東彌十郎(69)が今期、3本の連ドラに登場している。

 なぜ、これほど彌十郎人気が高いのか。それは「デレデレ」「ニコニコ」「オロオロ」「ヒリヒリ」すべてを表現できる貴重なおやじ俳優だからだ。

 注目を集めるきっかけになった三谷幸喜作の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、主人公・北条義時(小栗旬)の父・時政役だった。時政は荒っぽい東国武士の気質を持ちながら、若い妻(宮沢りえ)には、眉毛を下げてデレデレ。妻にそそのかされるような形で、息子たちと対立し、追放になってしまった。同じ三谷作品の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)では、娘(浜辺美波)に隠れてストリップ劇場に通う神主に。客席で眉毛を下げてうれしそうだった。

 今期の朝ドラ「風、薫る」では、舶来品店の主人・清水卯三郎。山高帽に蝶ネクタイの洒落たスタイルでいつもニコニコしている卯三郎は、幼い娘と婚家を逃げ出したヒロインりん(見上愛)を雇い、彼女がナースになると仕事を辞める際には、英和辞書を贈る。口癖は「リターンさえあれば」である。

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