『レボリューション』ではニッキー・ホプキンスのエレピソロに耳を澄ませてほしい
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アルバム『パスト・マスターズvol.2』(1988年3月7日発売)④
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■『レボリューション』
シングル『ヘイ・ジュード』(68年)のB面。ジョンはA面を望んだというが、ポールが繰り出したのが天下の『ヘイ・ジュード』なのだから、相手が悪かった。
私はてっきり、シングル版の録音の方が先で、『ホワイト・アルバム』(68年)収録『レボリューション1』の方が後と思っていたのだが、実はアルバム版が先だったという。「1」をテンポアップして、ハードな音にしたら、シングルA面になるかと思ったら、『ヘイ・ジュード』が立ちはだかったという顛末。
そう、音がハードなのだ。ビートルズというよりは、数年後のT・レックスの音という感じだ。
ここでおすすめしたいのが、公式ミュージックビデオだ(試聴リンク参照)。残念ながら演奏はカラオケなのだが、ボーカルと一部楽器は生。
そして、何といってもレコード音源にはない、「♪パッ・シュビドゥワ」というポールとジョージのバックコーラスが何度も全編に入っている。これがめちゃくちゃかっこいい。
本連載は、もう『アビイ・ロード』まで紹介済み、解散を目の前にした段階。だからこそ、フロントマン3人のうち、リードボーカル以外の2人がコーラスでばっちりサポートするという、初期によく見られたこの姿こそがビートルズなんだよなぁ、とあらためて痛感するのである。
さて、ビデオの再生時間「1:52」から始まる、エレクトリックピアノのソロに耳を澄ませてほしい。少し聴き取りづらいのだが、何ともテクニカルなソロが決まっているではないか。弾いているのは「5人目のビートルズ」のビリー・プレストンに負けないぐらい有名なキーボーディスト、ニッキー・ホプキンス。
代表作は、ビートルズ関連で言えば、この曲に加えて、ジョンのソロ『ジェラス・ガイ』(71年)のイントロだろう。あとはローリング・ストーンズ『シーズ・ア・レインボー』(67年)のイントロとか。
最後に。タイトルがなぜ「レボ“リュ”ーション」なのか。正しい発音は「レボ“ル”ーション」という感じで、ジョンもそのように歌っているのに。なぜか「ル」が「リュ」になってしまい、日本で定着してしまった。
この「リュ」の響きがちょっと間抜けに感じるのは私だけだろうか。ここはひとつ、佐野元春風に「さよなら『レボ“リュ”ーション』」と言ってみたい。
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