“元祖アイドル漫才師”中田ボタンさん逝く…漫才作家・本多正識氏が語る「かっこよすぎる芸人魂」

公開日: 更新日:

最後は血を吐きながら舞台に立つことも

 その昔「よしもと抱かれたい男ランキング」では常に1位。男の中の男と同性からもリスペクトされていた。

「カッコいいエピソードは山ほどありますが、新人だったキングコングがNGKの舞台に立った際、舞台袖に戻ってきた2人に『お前らなんちゅう靴履いてんねん! お客さんに一番見えはるの靴や、ドアホ!』と一喝し、2人に1万円ずつ渡された。楽屋で見ていたスタッフも芸人も『カッコええ~!』とうなりました。

 NGKでは楽屋のソファーで芸人さんたちが集まって雑談しているのですが、最後にオイシイところをさらっていくのはボタン師匠。それだけプロの中にいても笑いのセンスは群を抜いていたし、どんな時も笑いにこだわっておられました」

 19年に肺がんが判明し、最後は血を吐きながら舞台に立ったという逸話も。

「本当に舞台を大事にされていて、お客さんに笑ってもらえるならカッコ悪くても、何でもやる、腹の座った方でした。3年前に抗がん剤が奏功し、回復されたときも『もう1回漫才したいねん』と語っておられたそうです」

 細部に至るまで漫才こだわり続け、生涯芸人として幕を閉じたレジェンド。この功績はますます輝きを増すだろう。

  ◇  ◇  ◇

 お笑いタレントには豪傑エピソードが付きもの。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    小林旭さん87歳「元気の秘訣? 食いたいときに食って、寝たいときに寝て」

  3. 3

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  4. 4

    水前寺清子(3)「今でも、小国では寝ながら歌った話が語り継がれているそうです」

  5. 5

    山川穂高が「4.5億円の置物」に…ソフトバンクが頭を痛める“引き取り手”の付かない厳しい現実

  1. 6

    阪神・梅野隆太郎に「衰えを強いる」藤川監督の起用法…生え抜き正捕手から不遇際立つ

  2. 7

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  3. 8

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    芸能人の「植毛・ズラ事情」教えます 小倉智昭さんは4種類使い分けていた