「裸はイヤ」と連ドラを降板した多岐川裕美

公開日: 更新日:

 一方、同映画に多岐川を起用した鈴木則文監督は「まったくの事実無根」と反論。多岐川と女性誌を告訴すると憤った。

 真相はともかく、多岐川は「飢餓海峡」の撮影現場に戻ることなく、そのまま降板。製作側は売り出し中の藤真利子を代役に立て急場を乗り切ったが、多岐川への怒りは収まらなかった。

「事前に渡した脚本に脱ぐシーンは出てくるし、出演契約に際しても、裸になることには合意していた。脱ぐのはイヤだとかじゃなく、別の理由があったとしか考えられない」(当時の関係者)

 背景にあったのはプロダクションの意向。ちょうどその頃、それまで所属していた東映から三船プロへの移籍話が進んでいた。

「契約で裸をOKしたのは東映だったんですが、すでに多岐川は実質的に三船プロの支配下にあった。彼女を清純派として売り出す腹積もりの同プロは、契約破りに出たというわけです」(芸能記者)

 現場についてきたマネジャーも東映ではなく三船プロの人間だった。そのことも多岐川に裸になりたくないと言わせたもうひとつの理由だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"