初監督映画で本物の拳銃をぶっ放した唐十郎

公開日: 更新日:

「玄海灘」は5月末に公開されたが、話題の割にはヒットしなかった。各紙の映画批評欄で「冗漫すぎる」「わかりにくい」と書かれ、評判がイマイチだったせいだ。中には「寺山修司に完敗」と酷評したところもあった。アングラ界のライバル、寺山が撮った「田園に死す」(74年公開)は各方面から高評価を得ていた。

 なお、77年6月、拳銃事件に対し、横浜地裁小田原支部は唐に罰金15万円の判決を下した。

◇1976年4月 米「タイム」誌は4日、イスラエルが原爆13個を保有し73年の第4次中東戦争で使用寸前だったと報道。国税庁は17日、申告所得74年分の脱税のワースト1位は個人病院と発表。27日、東京地裁は「四畳半襖の下張」がわいせつにあたるとして野坂昭如らに有罪判決。

【連載】プレイバック芸能スキャンダル史

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?