濡れ場に釘付け 宮沢りえ「主演女優賞」で吉永小百合と激突

公開日: 更新日:

 試写会でひと足先に観賞した映画評論家の秋本鉄次氏が言う。
「年下男を相手にリードするのですが、とにかく艶っぽくなまめかしい。セックスシーンだけでなく、すべてにおいて覚悟を決めた平凡な中年主婦の突破力の凄さを見事に表現していました。米映画『テルマ&ルイーズ』(91年)を彷彿とさせる内容。無難で貞淑な役柄ばかりで、このまま吉永小百合路線にいくのかと思いきや、今作で邦画界の“犯罪者役を演じさせたらピカイチの女優”に躍り出た。よくぞ脱却なさった! と称えたい」

 吉永が主演だけでなく、初めて企画も手がけたのが「ふしぎな岬の物語」。9月のモントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリを獲得、国内でも11日に封切られ、ぴあ調査の初日満足度ランキングでもトップになった。大胆な濡れ場で新境地を切り開いた宮沢は、安定感たっぷりの大女優に打ち勝つことができるか。これから年末にかけて本格化する賞レースの行方が楽しみになってきた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る