取材攻勢に薬物の誘惑…清原容疑者「保釈拒否」の可能性も

公開日: 更新日:

 問題は保釈請求に必要となる「身元引受人」だ。清原容疑者は家族・親族とも絶縁状態にある上、親しかった会社経営者の知人らは事件の“巻き添え”を避けようと雲隠れした。そのため、一部メディアは「身元引受人がいない清原容疑者は保釈されない」と報じている。しかし、元検事の落合洋司弁護士は「身元引受人がいないからといって保釈が全く認められないということではないし、報道を見る限り、支援者もいるようだから(保釈は)大丈夫でしょう」と言い、こう続けた。

「保釈が却下されるとすれば、刑訴法89条に基づき、裁判所が(覚醒剤を長期間使用してきた)清原容疑者の常習性を疑った場合です」

 仮に保釈が認められなければ、清原容疑者は初公判まで長い拘置所暮らしだ。そんな最悪なケースを覚悟したワケじゃないだろうが、司法記者の間では「清原容疑者も本音は保釈を望んでいないのではないか」との声がある。

「保釈されればテレビ、新聞、週刊誌のあらゆるメディア記者が昼夜を問わず清原容疑者を追い回すのは容易に想像がつく。同じ覚醒剤で捕まった酒井法子やASKAの騒ぎどころじゃ済まない。清原容疑者と“涙の対面”をするかどうかをめぐって、元妻や息子たちも再びクローズアップされる。清原容疑者にとって、今も息子は大事だから耐え難いでしょう。取材攻勢から逃げようとしても、裁判所に届け出た住居で生活しなければならないからムリ。その点、拘置所なら、大騒ぎになることも、今以上に家族に迷惑をかけることもない。何よりクスリに手を出す心配がありませんからね」(民放記者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  3. 8

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  4. 9

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  5. 10

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった