自撮り熟女写真家マキエマキが「昭和エロ」に執着する理由

公開日: 更新日:

 ――写真集では、写真をピンク映画のポスター風にデザインしているものも多いですね。

「40代前半のデザイナーの夫との共同作業なんですが、“ここは書き文字風の書体で”“色は原色で毒々しく”と言っても、分かってもらえないときがあります。さすが“肥だめのにおい”を嗅いだことがない世代だなあ、と思います(笑い)」

 ――「昭和エロ」の特徴はひと言で言うと何でしょうか。

女性の人権をあり得ないほど蹂躙してるというか……まあ『男のファンタジー』ですよね。“イヤよイヤよと言ってるけど、もうこんなに濡れてるじゃねえか”とか(笑い)。そういう露骨でダイレクトな妄想を、私自身も楽しみながら演じてる感じです。こういう世界が好きなんでしょって。“男の欲望”をジョークとして再現してる感じです」

 ――どこかに笑わせてるところはありますよね。でも自分がオモチャになってみせることで、男性の妄想を相対化してる感じもします。

「そこまで難しく考えているわけではないんですが……(笑い)。『やっぱり若いオンナはダメだよな~』なんてスケベな感じで話してこられる中高年の方も多いですね。それと意外と若い女性が面白がってくれます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ