映画「新聞記者」の詩森ろばがコンドーム開発の物語に挑戦

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「世界最薄」はいかにして生まれたか

 世界最薄のコンドームを開発しようと奮闘する男性技術者たちの姿を通して、なぜ「薄さ」を追求しなければならないのかを、登場人物の人生やパートナーとの関係性を通して考える舞台にしたいと思います。LGBT問題などを通して性を考える芝居はあるけど、コンドームを通して個人の性や人生、価値観の多様性を考える舞台はあまりないのでは。劇中で一番多いのは「コンドーム」と「セックス」の単語ですが、あまり露骨にならないようにセリフの品性には気をつかったつもりです。ただし、「ここまで書くか」というギリギリの「攻め」の線は狙っています。女性客が「引く」のではないかとも思いましたが、「タイトルはちょっと人前で言いづらいけど、面白そう」と好評のようです。ぜひサラリーマンの方にも見ていただきたいですね。

(取材・文=山田勝仁/演劇ジャーナリスト)

◆シリアルナンバー「コンドーム0.01」は10月25~31日、下北沢ザ・スズナリで。田島亮、森下亮ほか出演。

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