「おっさんずラブ」が火つけ役 LGBTドラマ隆盛のウラ事情

公開日: 更新日:

「テレ東ドラマがNHKの朝ドラに勝った」と、ある放送記者は目を丸くした。そのひとつ、専門誌「ザテレビジョン」のウェブサイトがSNSなどを独自調査した人気ドラマランキングを見ると、1位にテレビ東京系「きのう何食べた?」が輝き、なるほど「なつぞら」を2位に退けている。

「『きのう何食べた?』は4月から6月までのワンクールで、春ドラマではダントツの反響を得ていました。よしながふみ氏の人気の同名漫画、それを西島秀俊内野聖陽という人気俳優のダブル主演というキャスティングが話題でしたけど、男同士のゲイカップルの日常を描き、ここまで受けるとは。ほのぼのグルメものという人気ジャンルということもあるけど、やはりLGBTが今のトレンドということなのでしょう」と放送担当記者は言う。

 LGBT関連では、昨年大ヒットした「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)もゲイの恋愛を描き、話題になった。そのヒットを受けた今年も主人公がゲイの教師の「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)、「腐女子、うっかりゲイに告る。」(NHK)などが放送され、ドラマ界でLGBTはすっかりブームの様相だ。民放などで活躍する放送作家はこう言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」