ジャニーズ事務所だけじゃない…芸能プロの「圧力」とTV局の「忖度体質」は今も変わらない

公開日: 更新日:

 10月2日に行われた、ジャニーズ事務所の性加害問題に関する会見で、「指名NG記者リスト」の存在が明らかになったことで、世間からの信用は地に落ちたジャニーズ事務所。10日には、公式サイトで、「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」という声明を発表したが、不祥事会見を舞台に、さらに不祥事を重ねるという前代未聞の大失態。SNS上は「やっぱりそうか」「呆れてものが言えない」などと大炎上となり、補償問題も所属タレントの今後の見通しもむしろ全く先が見えない混乱状態に陥ってしまった。

「全ての対応が後手後手、そしてとんちんかんです。今までメディアに対して上から目線で圧力をかける“攻め”にはめっぽう強かったが、“守り”にはいかに弱くて不慣れかということですよ」と芸能関係者が呆れるようにその対応は“撤退戦”の失敗例をことごとく見せられているかのようだ。

芸能人はなぜ干されるのか?」(鹿砦社)の著書もあり、ジャニーズ事務所のメディア支配をつぶさに見てきたジャーナリストの星野陽平氏はこう話す。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」