24歳で初主演したドラマでの大塚寧々はエグすぎた

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 設定がエグい。子供の頃にサーカスのピエロに父親の目の前で性的いたずらを受け、血のつながらないその父からはいやらしい視線や過剰なスキンシップを受け……そのトラウマから極度の男嫌いになったカタブツ女子高教師。

 お嬢さま学校の裏で、生徒は“援交”するわ、ブルセラショップに出入りするわ。生徒を思いブルセラショップに行く→経営者に監禁・調教される→逃げようとして襲われる→はずみで経営者が死亡。ちなみに死んだブルセラ経営者が大杉漣

 で、偶然現れて寧々をかばうのが白竜。凄惨な体験から、寧々にはもう一人の人格が現れちゃって、それが真逆のエロエロ。そんな寧々に白竜は寄り添い……(そのうち実際にこの2人は不倫報道されるわけだが)。

 夫がいない間。夏休みの子供が自分の部屋で「タッチ」の再放送を見ているときに、ママは「スキャンダル」。かつて僕らが親の目を盗んで「11PM」を見ていたような背徳感も、ドキドキのブースト装置か。

 前年の“冬彦さんブーム”が冷めかけた夏、さらにエグいドラマを毎日やっていたという事実。専業主婦がいる世帯が過半数あったこの年ならではという編成もまた、ドラマが熱かった時代の象徴だ。そしてこの数年後、男たちはホーキンスの巨大広告で“手ブラヌード”の大塚寧々にドキドキする。 

(テレビコラムニスト・亀井徳明)

【連載】あの頃、テレビドラマは熱かった

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