24歳で初主演したドラマでの大塚寧々はエグすぎた
「スキャンダル」(1993年/フジテレビ系)
バブル崩壊とはいえ、就活生と株や土地で痛い目に遭った人以外は、さほど深刻でもなかった1993年。Jリーグ開幕に世は踊り、テレビでは小学生の“まさお”がラモス瑠偉になるカレーのCMが流れた。ルーズソックスが目につき始めたのもこの頃。
野島伸司は1月クールの「高校教師」(TBS系)でヒリヒリする世界を、4月クールの「ひとつ屋根の下」(フジテレビ系)で家族愛を描き、ともに大ヒットした。
視聴率30%超えのドラマは、当時を生きていれば嫌でも知る。今は地上波のテレビがすがるように放送する“90年代回顧企画”にも登場するから、見てない人でも知っている。でも、サラリーマンが24時間戦わなくなったとはいえ必死で働いていた昼間、もっと刺激的なドラマが放送されたことはあまり語られない。
フジテレビ系の平日午前9時55分。当時は“妻たちの劇場”という30分の帯ドラマ枠だった。そこで93年夏に放送されたのが「スキャンダル」。ナチュラルでアンニュイ、グラビア界で異質な光を放っていた大塚寧々(当時24)のドラマ初主演作だ。白竜(同40)や大杉漣(同41)ら当時レンタルビデオショップを席巻した“Vシネ”のコワモテ勢も出演、主題歌はブライアン・メイという、朝から濃すぎるドラマだった。


















