NHK性加害問題の闇…調査委報告から発表まで2カ月のナゾと「隠ぺい工作」疑惑、懸念される二次被害
元テレビマンで放送評論家の中野義則氏はこう言う。
「まさに、そこが問題なのだと思います。実際、今回の発表が、NHK自らのものではないという可能性は低くないでしょう。NHKには、民放のようなスポンサーはいませんが、性加害事案が世に知れたら、国民から受信料を取るのに大変なことになると考えたのかも知れませんね。どの組織、業界でも上下力関係によるセクハラは起こりうるでしょうけど、テレビの現場は芸能関係を筆頭に閉鎖的で、一般社会とは違った現場と言えなくもない。セクハラなどのハラスメントが横行していたことも、見聞きしてきました。ある情報番組のADをやっていた際はプロデューサー、作家、MCまで関係者全員が、しかも女性が(セクハラに)助勢していたことを覚えています。今考えればかなりの事案でしたけど、それらは業界として看過されていたのです」
NHK「被害者のプライバシー保護を優先」などとして、詳細を伏せた結果、加害者特定や二次被害のリスクもネット上で指摘されている。また、再発防止の取り組みを進めるとしているが、人権方針の具体化不足や組織文化の問題を指摘した調査委報告書の提言をどこまで具体化するかも、具体的には何ひとつ示していない。NHKは性加害の出演者について「現在NHKの番組には出演していない」「被害者との接触を避けるよう申し入れ、約束を得ている」と説明しているが、それだけで十分と判断しているのだろうか。これらが鉄面皮、開き直りかのような態度にも見られ、これで「皆さまのNHK」を標榜し、受信料払えの一辺倒では国民が納得せず、怒るのも当然だろう。
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