(2)夏の疲れが感染症リスクを高める…重症化リスクもアップ
通常、コルチゾールは朝に高く、夜に向かって低下する日内リズムを持つ。しかし暑さでストレスが続くと、このリズムが乱れ、朝になっても十分に上がらず体が起動しない。夜になっても下がりきらず眠りが浅くなる。
こうして「寝ても疲れが取れない」状態が続き、免疫細胞の働きが低下する。加えて、コルチゾールの材料となるビタミンCやパントテン酸、マグネシウムなどは汗で失われやすく、食欲低下で補給も不十分となる。コルチゾールを分泌するために副腎は材料不足のまま働き続け、いわゆる副腎疲労の状態に陥る。
もう一つ、注意すべきは自律神経の乱れだ。
「夏には脱水、屋内外の気温差、睡眠不足、消化力の低下、紫外線などが複合的に作用し、自律神経の総合力が落ちます。交感神経が過剰に働くと血流が悪化し、免疫細胞が十分に機能できなくなる。こうした状態で秋を迎えると、免疫の切り替えがうまくいかず、感染症リスクが高まります」(東丸医師)
では、感染症予防に向けて秋の免疫低下を防ぐにはどうすればよいか。鍵となるのは以下のような自律神経を整える生活習慣である。


















