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一般社団法人 日本健康経営専門医機構

医師を中心に医療従事者が健康経営を体系的に学び、企業に専門的支援を行う一般社団法人。健康経営を経営戦略として根付かせ、企業価値の向上と持続的成長を支援し、社会全体の健康づくりに寄与することを目的として活動している。代表理事は東貴大医師。この連載は、賛同医師による各分野の医療の悩みをリレー形式で紹介。 <https://jhba.org/> 社団法人日本健康経営専門医機構

DIY作業中に小さなゴミが目に入り…こすり取ろうとした40代男性が招いた危機

公開日: 更新日:

 普段、目にゴミが入った時、どう対処していますか。「ちょっとこすれば取れるだろう」と軽く考えてしまいがちですが、その行動が取り返しのつかない視力障害を招くこともあるのです。今回は絶対にやってはいけない対処法と、正しい応急処置について眼科医の視点でお伝えします。

 まず前提として、目に入る異物には様々なものがあります。まつげや砂粒など比較的無害なものから、金属片、木片、化学物質まで多種多様です。しかし、どんな異物であっても、最も警戒しなければならないのが「目をこする」という行為です。放置すれば角膜に深い傷がつき、感染症や視力障害といった重大な問題が起こることがあります。

 例えば、40代会社員のBさんのケース。Bさんは休日のDIY作業が趣味で、金属を削ったり研磨したりする作業も珍しくありませんでした。ある日、作業中に目に異物が入ったのを感じましたが、「小さなゴミだろう」と判断し、その場で目をこすって取り除こうとしました。しかし異物感は取れず、痛みと涙が止まりません。それでも「そのうち治るだろう」と、そのまま作業を続けてしまいました。

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