著者のコラム一覧
一般社団法人 日本健康経営専門医機構

医師を中心に医療従事者が健康経営を体系的に学び、企業に専門的支援を行う一般社団法人。健康経営を経営戦略として根付かせ、企業価値の向上と持続的成長を支援し、社会全体の健康づくりに寄与することを目的として活動している。代表理事は東貴大医師。この連載は、賛同医師による各分野の医療の悩みをリレー形式で紹介。 <https://jhba.org/> 社団法人日本健康経営専門医機構

DIY作業中に小さなゴミが目に入り…こすり取ろうとした40代男性が招いた危機

公開日: 更新日:

 普段、目にゴミが入った時、どう対処していますか。「ちょっとこすれば取れるだろう」と軽く考えてしまいがちですが、その行動が取り返しのつかない視力障害を招くこともあるのです。今回は絶対にやってはいけない対処法と、正しい応急処置について眼科医の視点でお伝えします。

 まず前提として、目に入る異物には様々なものがあります。まつげや砂粒など比較的無害なものから、金属片、木片、化学物質まで多種多様です。しかし、どんな異物であっても、最も警戒しなければならないのが「目をこする」という行為です。放置すれば角膜に深い傷がつき、感染症や視力障害といった重大な問題が起こることがあります。

 例えば、40代会社員のBさんのケース。Bさんは休日のDIY作業が趣味で、金属を削ったり研磨したりする作業も珍しくありませんでした。ある日、作業中に目に異物が入ったのを感じましたが、「小さなゴミだろう」と判断し、その場で目をこすって取り除こうとしました。しかし異物感は取れず、痛みと涙が止まりません。それでも「そのうち治るだろう」と、そのまま作業を続けてしまいました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然