中外製薬vs塩野義製薬 インフル治療薬有名企業の社員待遇
大流行こそ収まったとはいえ、インフルエンザはまだまだ要警戒です。今回の損得は、そのインフルエンザ治療薬でお馴染みの「中外製薬」と「塩野義製薬」の社員待遇を比較してみます。
中外製薬は1925年創業の東京都中央区に本社を置く会社です。「タミフル」で有名ですが、売り上げに占めるシェアは3%ほどで、メインは国内トップの「がん領域」「抗体医薬品」です。
対する塩野義製薬は1878年創業の大阪市に本社を置く会社です。インフルエンザ治療薬トップの「ゾフルーザ」のほか、「♪痛くなったらすぐセデス」の頭痛・生理痛のセデスも有名です。
前期の連結売上高は中外製薬が5798億円、塩野義製薬は3447億円でしたが、経常利益は中外の1214億円に対し、塩野義が1387億円で上回っています。
有価証券報告書によると、社員の平均年収は中外製薬が953万円、塩野義製薬が919万円です。ピーク時の50歳の推定年収は中外社員が1068万円、塩野義社員は1040万円となり、差はわずかです。