ネットで芸能人へ誹謗中傷はOUT! 川﨑希さん勇気ある一石
元AKB48メンバーの川崎希さんが自身のブログで、無銭飲食をしたなどと書き込んだ相手や、妊娠発表をした際に、「流産しろ」などとメッセージを送った相手を特定する「発信者情報開示請求」を行ったことを明らかにし、ニュースになりました。
「発信者情報開示請求」というのは、簡単にいうと、掲示板などのサイト管理者とOCNやドコモなどのプロバイダーを通じて、ネット上で誹謗中傷投稿を行った者の契約者情報の開示を求める手続きです。名誉毀損罪などの刑事告訴や、慰謝料請求の民事裁判のために行われます。
以前に、お笑い芸人らが発信者情報開示請求を行ったというニュースはありましたが、川崎希さんのような快活なイメージの芸能人が発信者情報開示請求を行い、その事実がネガティブにとらえられずに広く拡散されたことは、芸能人や著名人の名誉の回復などにかなり大きな影響を与えたと思います。芸能人や著名人は、ネット上で事実無根の誹謗中傷を受けたとしても、従来は芸能人としてのイメージ、芸能事務所のイメージを守るために耐え忍んでいたケースが多いでしょう。しかし、今回の川崎希さんの発信は、この芸能界の常識に一石を投じ、今後、芸能人や著名人による発信者情報開示請求がどんどん行われていくという結果をもたらすのではないかと考えます。