コロナ禍で帰れず…パンダのタンタンを見るラストチャンス
「中国へ帰る予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でまだ帰ることができません」
そう話すのは、神戸市・王子動物園の広報担当者だ。足止めを食らっているのは、貸与期限の7月15日に中国へ返還される予定であったパンダのタンタンである。
「現時点で帰国のめどは立っていません。コロナが落ち着き、パンダ保護研究センターがある中国・成都への直行便が運航され次第、タンタンの帰国に向け、こちらも準備を進める予定です。検疫には約1カ月要しますので、タンタンが帰国する約1カ月前にはみなさんにお伝えすることができます」(広報担当者)
現時点で、タンタンが帰国するのは、秋以降に決定することになるが、世の中は、いまだコロナ第2波の真っただ中。コロナ終息にはまだまだ時間がかかるため、冬以降にずれ込むことも大きく考えられる。
神戸市はタンタンの帰国に合わせ、「ありがとうタンタンキャンペーン」と銘打ち、特設サイトを開設。タンタンの思い出の写真やタンタンに寄せられたメッセージなどを掲載している。