不測の事態に備えて…家計にも定期的なメンテナンスが大切
新型コロナ禍の影響で収入が減ってしまった。急に自宅のリフォームをすることになった――。
生活や家計の急変に見舞われることは、めずらしいことではない。例えば、結婚した、子供が生まれた、マイホームを手に入れたなどのイベントがあったとしよう。しかし、今後もわが家のマネープラン、ライフプランのもくろみ通りにいくとはかぎらない。
■急な出費に備える
千葉県在住の佐藤遥さん(39)は、そんな体験をした。
「双子が生まれたことはうれしい誤算でしたが、育児にかかる費用や将来の教育費を考えると頭の痛い問題でした。マネープランもライフプランも見直すことになり、家計が落ち着くまで2~3年はかかったでしょうか。毎月の貯蓄額も減らさざるを得ませんでした」
単純計算すれば、育児費用も教育資金も、子供1人より、入学時などのタイミングで2倍かかる。
「その後、夫は転職して収入が増え、私も仕事に復帰して、家計を安定させました」