大岡玲
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大岡玲作家

1958年生まれ、東京外大卒。「黄昏のストーム・シーディング」で三島由紀夫賞。「表層生活」で芥川賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセーなど幅広い分野で活躍。「本に訊け!」「男の読書術」「新編 ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ」などの著作がある。東京経済大教授。

【母語と母国語】「最後の授業」が教科書から消えたワケ

公開日: 更新日:

 前々回、前回と、インディアンやアイヌにまつわる作品を取り上げ、同化政策云々といった事柄にも触れたせいか、ある短篇小説が脳裏から離れなくなってしまった。それは、アルフォンス・ドーデの「最後の授業」。普仏戦争でフランスがプロシアに負けた直後の1871年から73年までの間、パリの新聞…

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