鉄道が電気系統の火災で止まる原因は何なのか? 識者は「人の目によるチェックの重要性」を指摘も課題は人手不足

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「設備の老朽化と、その老朽化を発見できない人手不足が原因だと思います。JRも私鉄・地下鉄も、このあたりの設備管理は自動化していく方向でやっていますが、まだまだ人の目でチェックしないと発見できないものも少なくはありません」

 と、人力による点検の重要さを語るのだ。

■「JR・私鉄・地下鉄とも関係ありません」

 なお、近年のJR東日本では2021年10月10日に、埼玉・蕨市にある変電所で火災が発生。原因は変圧器の内部電線のショートだった。この時には京浜東北線で最大7時間にわたって運転を見合わせるなど、大きな影響が出た。このような事案を挙げつつ、小林氏は検査の体制の手厚さ・手薄さについて、「JR・私鉄・地下鉄とも関係ありません」と、特段の差は見られないと指摘した。

 少子化による人員不足が各業界で叫ばれているが、鉄道会社もその例に漏れないということか。

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