厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”

公開日: 更新日:

 必死さが痛々しい。マイナ保険証の利用率向上に躍起になっている厚労省のことである。利用率は先月時点で約11%と、いまだに低空飛行中。25日の毎日新聞朝刊によると、厚労省は職員ら約9万人を対象に、メールを通じてマイナ保険証に関するアンケートを実施しているという。

「まず隗より始めよ」といえども、質問事項がなかなかえぐい。ザっと次の通りだ。

〈あなたは先月に医療機関等を受診しましたか。受診の際、マイナ保険証を利用しましたか〉

〈次回の医療機関の受診の際、マイナ保険証を利用する予定はありますか〉

〈あなたはマイナ保険証についてどのような印象や考えをお持ちですか〉

 回答者自身の利用状況の他、その扶養者がマイナ保険証を利用しているかどうか、現行の保険証を使う理由は何かなど、プライバシーにかかわる内容もズケズケと質問。果ては、職員に利用を呼びかける河野デジタル相のメッセージを確認したかどうかも尋ねているという。大きなお世話だ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?