コメ高騰にWパンチか? 厄介な害虫「イネカメムシ」大量発生の恐れ…埼玉県では“越冬数43倍”確認

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 都道府県別では全国で9番目にコメ生産量が多い栃木県でも、イネカメムシの大量発生が懸念されている。

 県によると、昨シーズンは県南部を中心に水稲で大きな被害が出たという。そこで、イネカメムシの成虫の越冬の実態を調査したところ、県南部の7市町で確認された。調査結果をもとに、県はイネカメムシの早期発見や、適時かつ適切な防除を生産者に呼び掛けている。

■北関東で大量発生の兆候

 また、同じ北関東の群馬県でも、越冬の実態は調査中としつつも、「イネカメムシの越冬成虫が確認された」(農政課)という。

 イネカメムシは7月ごろから水田に飛来するが、すでに大量発生の兆候が見られる。収穫量に影響すれば、コメ価格の高止まりにつながる可能性がある。

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